登録販売者になったばかりの頃は、分からないことがたくさんあって不安になることが多いですよね。
私も登録販売者になりたての頃は、どう接客したらよいか分からず、とても緊張していました。
この記事を読んでいる方も、似たような悩みを感じているのではないでしょうか。
そこで本記事では、研修中の登録販売者におすすめの本について紹介していきます。
研修中の登録販売者は分からないことがたくさん
研修中であってもお客さんにとっては関係ないので、薬について多くのことを聞かれます。
登録販売者として働き始めてから、初めてお客さんに薬の相談をされたときは頭が真っ白になってしまいました……私は特に緊張しやすいのもあると思いますが、あれ聞かなきゃ、これも聞かなきゃ、と頭の中がいっぱいいっぱいになっていました。
登録販売者の試験勉強の中で、具体的な接客方法などは学ばないので、最初は多くの人が戸惑うのではないかと思います。
先輩に聞けず時には1人で考えて対応しなくてはいけないことも……
分からない時は先輩に相談することが一番ですが、時には先輩が他のお客さんの接客をしていて聞けない場合もあります。そんな時は自分で考えて対応しないといけません。
一番やってはいけないのが、先輩が接客中で相談できないからといって、分からないまま自分の判断だけで薬の案内をすることです。
薬はお客さんの健康に直結するため、責任をもって対応するようにしましょう。
おすすめ参考書
ここでは、研修中の登録販売者におすすめの参考書について紹介していきます。
私が実際に研修中に読んで勉強していた参考書を3つ紹介していきます。
同じような悩みで悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
やさしくわかる!登録販売者1年目の教科書
まさにこんな本が欲しかった!というような参考書です。研修中の登録販売者の悩みや、接客のポイントや流れなどについて、詳しく解説がされています。
研修中の登録販売者が抱いている多くの疑問についても、丁寧に答えが書かれており、解決策なども紹介してくれています。マンガ形式で説明されているところもあるので、とても読みやすいのもうれしい点です。
新人の登録販売者に寄り添った内容の参考書なので、読んだ後は落ち着いて接客がしやすくなりました。登録販売者として働き始める前に、これだけでもぜひ読んでほしい1冊です。
また、著者の村松早織さんは「やっけんちゃんねる」というチャンネル名でYouTubeでも活動されています。登録販売者試験のことや接客に役立つ情報など、登録販売者として働いていく上で非常に役立つ情報を数多く発信されています。
私はこの参考書に加えて、「やっけんちゃんねる」も利用して勉強していました。
ぜひこちらのチャンネルも合わせて利用してみてくださいね。
薬局OTC販売マニュアル
薬局で取り揃えたいOTC薬について紹介がされている参考書ですが、登録販売者として働く上で知っておきたい情報がたくさん載っている参考書です。
実際の症例とともに、最適な薬を選んでいく際の考え方や、考慮すべき点について非常に丁寧に解説されています。また、風邪薬、胃腸薬、皮膚薬といったカテゴリーごとに、実際の症例と薬の選び方などについて解説されているため、とても読みやすくイメージがしやすいです。
接客の際に、いつもどの薬をすすめるべきか分からない、どうやって薬を選んでいけばよいか分からない、と悩んでいる方にはぜひ読んでほしい1冊です。
症状と成分でわかるOTC薬
こちらは138商品ものOTC薬について、イラスト付きで解説がされている参考書です。
お客さんに最適な薬を提案するためには、ある程度商品知識をつけておく必要があります。しかし、登録販売者として働き始めて間もないころは商品知識が乏しい人の方が多いと思います。
イラスト付きで視覚的にも分かりやすく、記憶に残りやすいため、商品知識をつけるためにこの参考書を主に活用していました。実際に商品の品出しや前出しをしている際も、「ああこの薬、本で読んだ薬だなぁ」と分かるようになったので、商品を覚えるのにとてもよい参考書だと思います。
商品についてもっと知っておきたい、という方におすすめの1冊です。
悩みやすいことや接客のポイントを抑えて自信をつけよう!
研修中の登録販売者は戸惑うことが多いです。しかし、参考書を読むことで、ある程度知識をつけて準備をしておくことができます。
最初から完璧に接客ができる人はいないので、最初はうまく接客できなくても落ち込む必要はありません。経験を積んでいけば次第に慣れてきますし、必ず結果となってついてきます。
参考書を活用しつつ、どんどん実践して経験を積んでいきましょう!