在宅ワークは自宅で働けることが魅力ですが、仕事のオンオフの切り替えがうまくいかない、と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
「休んでいるときでも仕事のことを考えてしまう」
「休んでいても休んでいる気がしない」
「オンオフを切り替えられずにつらい」
といった方もいるでしょう。そこで本記事では、在宅ワークの難しい点、オンオフを切り替えるコツについて詳しく紹介していきます。在宅ワークでオンオフの切り替えに悩んでいる方、これから在宅ワークをしようと考えている方などは、ぜひ参考にしてみてください。
在宅ワークの難しいところ
在宅ワークの難しい点として以下のようなことが挙げられます。
- オンオフの切り替えが難しい
- ついつい働きすぎてしまう
順番に見ていきましょう。
オンオフの切り替えが難しい
在宅ワークは自宅から働けるため、働きやすいと感じる方も多いです。
一方で、在宅ワークは自宅で働くため、プライベートと仕事の切り替えが難しいと悩む人も。仕事をしようと思ってもやる気が出なかったり、休憩中にも仕事のことを考えてしまったりなど、在宅ワークはオンオフの切り替えがしにくいというデメリットがあります。
ついつい働きすぎてしまう
在宅ワークは自宅で働けるため、ついつい働きすぎてしまうこともデメリットです。「ちょっとだけ……」と思って、いざ作業を始めたら数時間働いてしまったという経験がある人も多いのではないでしょうか。
終業後も作業してしまったり、休み中に仕事の連絡が来てつい作業をしてしまったりなど、なかには時間を気にせず働いてしまう人も。働きやすいがゆえに時間外にも仕事をすることで、少しずつ身体に疲労がたまり健康に影響が出る可能性も考えられます。在宅ワークでは、無意識に働きすぎないよう気をつけることが大切です。
在宅ワークのオンオフを切り替えるコツ7選
ここでは、在宅ワークのオンオフを切り替えるコツについて紹介していきます。オンオフの切り替えがうまくできずに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
身だしなみを整える
在宅ワークの場合、人目を気にする必要がないのでどんな服装でも仕事ができてしまいます。起きてすぐ寝巻のまま仕事に取りかかっている人や、髪がぼさぼさのまま仕事をしている人もいるのではないでしょうか。
寝巻のまま仕事をしたり身だしなみを整えずに作業したりすると、気が引き締まらずについだらけてしまいがち。仕事前には集中できるように服を着替えて、身だしなみを整えましょう。
仕事と休憩する部屋を分ける
自宅に部屋が複数ある場合は、仕事用の部屋と休憩用の部屋を分けましょう。仕事部屋で休憩していると、パソコンや資料などが目に入ってきてついつい確認してしまう、という方も多いと思います。
仕事をする部屋で休憩していると、仕事モードから抜けられずなかなかリラックスしにくいもの。複数の部屋がある場合は、仕事部屋と休憩用の部屋を分けてオンオフの切り替えを図ってみましょう。
仕事に関するものが見えないようにする
アパートに住んでいる方などの場合、部屋を分けられないことも多いと思います。その場合は、パソコンや書類など仕事に関するものが見えないような工夫をしてみましょう。
私の場合、2DKのアパートに住んでいるのですが、エアコンは一部屋にしかないので部屋を分けるととても不便です。そのため、部屋は分けずに仕事机をパーテーションで囲って、ふだん仕事に関するものが視界に入らないようにしています。
仕事机と休憩用の机を分ける
部屋を分けるのが難しい方は、仕事机と休憩用の机を分けるのもおすすめです。
私は適応障害を持っているのですが、オンオフの切り替えがうまくいかず、体調が悪化してしまったことがあります。毎月カウンセリングを受けており、カウンセラーの方に相談したところ、いただいたアドバイスは「仕事机と休憩用の机を分けること」「仕事机をパーテーションで囲うこと」でした。
仕事机でご飯を食べたり、休憩したりすると仕事モードから抜けにくく、ずっと仕事をしている感覚が続いてしまいがち……とのこと。また、「パーテーションのなかに入ることで、出勤!という風に切り替えてみるとよいのでは?」というアドバイスもいただきました。
確かになぁと思いアドバイスを実践したところ、私に合っていたのか効果的でした。オンオフが切り替えやすくなり、以降体調も安定しています。切り替えに悩んでいる方は、机を分けてみるのもひとつの方法です。
働く時間を決める
在宅ワークは自宅でいつでも働けることから、ついつい働きがち。働きすぎてしまわないよう、働く時間を決めることが大切です。働きすぎてしまいがちな在宅ワークでは、意識的に休む時間をつくるように心がけましょう。
仕事に関する通知音をほかの通知と変える
仕事に関する連絡の通知音がほかと同じだと、通知音が鳴るたびに気になってしまいます。せっかく休んでいても、「仕事の連絡かな?」と思うと気が休まりませんよね。
私も以前まで通知音をほかと同じものにしていたので、通知が鳴るごとにスマホを確認しており、なかなか落ち着くことができませんでした。しかし、ほかの通知音と変えることで毎回スマホを確認しなくてよくなったため、だいぶ楽になりました。
「通知音が鳴るたびに仕事の連絡かと思い確認してしまう……」という方は、通知音を変えてみるとよいでしょう。
休みの日は仕事に関する通知を切る
休みの日は仕事に関する通知を切ってしまうのもひとつの方法です。「今日は休みの日!」と決めても、仕事に関する通知が来るとゆっくり休めません。休みの日と決めたなら、仕事に関する通知を切ってゆっくり休めるような環境をつくりましょう。
しかし、なかには「もし連絡がきていた場合に丸一日返信しないのはちょっと……」と抵抗を感じる方もいるかもしれません。その場合、休む時間だけでも通知を切るか、夜に連絡がきてないか確認するなどの対策をとるのもよいと思います。
フリーランスの方などは、クライアントに休みの日を事前に連絡したり、毎週何曜日は連絡がつきにくい、などと伝えたりしておくのもよいでしょう。
在宅ワークはオンオフを上手に切り替えることが大切!働きすぎには注意して
在宅ワークは働きやすい反面、仕事とプライベートの線引きがあいまいになりがち。働きすぎてしまわないよう、オンオフをきちんと切り替えることが大切です。
オンオフを切り替えるコツは、仕事前に身だしなみを整える、仕事部屋と休憩する部屋を分けるなどが挙げられます。部屋を分けることが難しい場合は、休息中に仕事に関するものが見えないようにする、などの対策をするのもひとつの方法です。
在宅ワークをする場合は上手にオンオフを切り替えて、働きすぎたり疲れをため込んだりしないよう、十分に気をつけましょう。