登録販売者 研修中に困ったこと

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登録販売者

研修中の登録販売者は経験が少なく、最初は戸惑うことが多いです。

「研修中の登録販売者がどんなことで困っているのか知りたい」

「うまく接客できなくてどうしたらいいか分からない……」

といった方もいるでしょう。そこで本記事では、私が実際に研修中に困ったことや、それを解消するために取り組んだことについて、経験談をもとに紹介していきます。

登録販売者になったばかりの頃は、接客に戸惑ってばかりで不安でいっぱいでした。

登録販売者の試験勉強をたくさんして基本的な知識は身についているものの、実際に接客するために必要な知識やスキルは全然違いました。

実際にどんなことで困ったのかひとつひとつ紹介していきます。

一番最初に困ったのはこれです。こちらが研修中であろうがお客さんにとっては関係ありません。薬に関することについて、幅広くたくさん聞かれます。よく聞かれるのは、「種類がたくさんあるけど、どれが一番いい?」、「こっちとこっちの薬は何が違うの?」、「こんな症状があるんだけど、どの薬使ったらいい?」などです。

正直、登録販売者になりたての頃は、ひとつひとつの市販薬の特徴なんて分からないし、まったく覚えていません……試験勉強ではひとつひとつの市販薬の特徴なんて勉強していないですからね……

なので、私は上記のような質問をされたら、最初の頃は先輩に聞くようにしていました。といっても先輩に丸投げするのではなく、ちゃんとヒアリングをしてどんな症状があるのか、誰が使うのかなど、最低限のことは確認してから先輩に相談していました。

そのようにして先輩に接客を代わってもらった後に、先輩の接客する様子を見て、次に活かせるようにしていました。

先輩に聞けたらよいですが、問題は聞けない場合です。頻繁にあるわけではないのですが、薬の接客を受けた後、先輩に相談したくても相談できないことがたまにあります。

先輩がレジの対応をしていれば自分がレジを代わって、薬の接客を代わってもらうことができます。しかし、他のお客さんの接客を先輩がしていたら、聞きたくても聞けません……

こればかりはお店や会社によってどう対応したらよいかというのは変わってくると思うので、具体的にこうしたら良いと言うのは難しいです。

私が働いていた会社の場合は、会社用のタブレットにお客さんの症状や求めている薬を入力するだけで、いくつか候補の薬を教えてくれるアプリが入っていたので、困ったときにはそれを活用していました。

また、すぐに終わることであれば、接客中にすみません、と一言入れてちょっとした確認をするくらいなら良いのではないかなと個人的には思います。

あとは、先輩に聞けないなら、他の店舗の登録販売者に電話で聞くなどが考えられる対処法なのかなと思います。

このような状況が起きた場合に備えて、先輩の登録販売者に、もしそのようなことが起きた場合はどう対応したらよいですか?とあらかじめ相談しておくとよいかもしれませんね。

一番やってはいけないのが、先輩に聞けないからと言って分からないまま適当に薬を案内することです。薬はお客さんの健康に直結するものなので、責任をもって接客をしましょう。

先輩に接客を代わってもらって、近くで先輩の様子をじっくり見れたらよいのですが、私の場合、最後まで先輩の接客を見れたことはあまり無いですね……

なぜなら、先輩の接客を見ている最中にレジ応援のベルが鳴るからです。私が勤務していた店舗は駅の横にあるドラッグストアだったため、お客さんが多く忙しい店舗でした。おまけに私が勤務していた店舗は深刻な人手不足だったため、それも忙しい理由でした。

そのため、先輩の接客を見て学ぶ時間はほとんどなかったので、どう接客したらよいかというのは、自分自身で学んでいくしかなかったです。

先述したことと重なってしまいますが、少し慣れてきて自分自身で薬の接客をしている時も、何度も何度もレジ応援に呼ばれることがありました。

そのため、気が散ってしまい、接客を落ち着いてできないことがしばしばありました。しまいにはお客さんに「大変そうだね、レジ行ってきていいよ」と言われたこともあります……

全てのドラッグストで人手不足だとは思いませんが、私が勤めていた会社はどこの店舗も人手不足で大変そうでした。本部にいる上の人たちは、もう少しこの問題について解決できるよう、もう少し取り組んでほしいものですね。

研修中は、分からないことばかりで不安でいっぱいでした。ここでは、そのような不安を少しでも軽減するために私が取り組んでいたことについて紹介していきます。

研修中の登録販売者向けの参考書をいくつか見つけたので、当時はそれを読み込んで勉強していました。

休みの日などに勉強し、研修中の登録販売者が悩みやすいポイントや対策を知っておくことで、徐々に落ち着いて接客ができるようになりました。

研修中の登録販売者におすすめの参考書については「登録販売者 研修中におすすめの本3選 !」で解説していますので、そちらをご覧ください。

私はパート勤務だったため、勤務時間の半分はレジの時間に割り当てられていました。お客さんが多い時間帯は常にレジ業務で暇な時間など無いのですが、閉店間際になってくるとかなり暇になります。

私が勤めていた店舗ではレジの後ろに薬が置いてあったので、レジをしながら暇なときに成分やパッケージをみて商品について勉強していました。

ただぼんやりとレジでお客さんを待っているのもつまらないので、その時間を有効活用していました。レジ中に覚えた薬が実際の接客で活かせたことも多くあったので、よい方法だったと思っています。

暇な時間帯で話しかけても大丈夫そうなときは、普段自分が疑問に思っていることについて先輩に質問していました。

先輩方も同じ道をたどってきているので、疑問について何らかの解決策は示してくれると思います。

他の人に相談するなどして、なるべく早めに疑問は解決するようにしていました。

薬について聞かれることはお客さんによって変わり、様々なことについて聞かれます。私は接客が終わったら、どんな症状だったか、大体の年齢や性別などのお客さんの情報をメモ帳に簡単にまとめていました。

そのメモをもとに、仕事後にスマホのメモ帳にまとめ直していました。一度対応した症例をまとめておくと、似たような症例を対応するときに役立ちますし、あとで自分の接客を振り返ることもできます。

実際に似たような症例を対応することもあったので、メモを取ることは経験を積んでいく上で大いに役に立ったと感じています。

私が勤めていた会社では、登録販売者が毎年受講しなければならない外部研修とは別に、任意参加の研修がありました。すべての会社で利用できるか分かりませんが、任意研修の勉強会があれば参加した方がよいと思います。

面倒くさいと思うかもしれませんが、私の場合、他の登録販売者が疑問に感じていることなどを知ることもできましたし、具体的にどんな薬をすすめたらよいかなどについても知ることができました。

研修で勉強した内容が実際の接客に活きたこともあり、受講したことで少し自信がついて不安が緩和されたので、受講してよかったと思っています。

もし、会社からそのような案内が来たらぜひ参加してみてくださいね。

研修中は分からないことがたくさんあって、戸惑うことが多いと思います。ですが、最初から上手に接客できる人はいませんし、最初はうまく接客できなくても大丈夫です。

接客中に分からないことがあったら、まずは先輩登録販売者に確認することが大切です。

先輩に聞いたり、メモを取ったり、自習したりなどして、ちょっとずつ経験を積んで慣れていきましょう!

フリーランスのWebライターとして活動しています。
研修中の登録販売者としてドラッグストアに勤めていた経験があり、登録販売者に関する情報を発信中です。
また、海外の文化を学ぶことが好きで英語の勉強もしています。インド人の恋人がおり、インドについての情報も発信中。

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